「思う通りにいかないのが人生だから…」
なんて諦めてしまっていませんか?
それ、思い込みです!
人生、仕事、人間関係など、何もかもすべてをうまくいかせる方法は存在します。
その方法とはズバリ!
「自分を大切にすること」です。
「そんなこと?」
と思われた方もいらっしゃいますよね。
でも意外とできてない人のほうが多かったりします。
- やりたいことが見つからない
- 将来は不安ばかり
- 日常に不満を感じる
- 何をやってもうまくいかない
- 自分に自信が持てない
こんな思いを抱えている方、その根本的な原因は自分を大切にできてないからかもしれません。
でも、自分を大切にするとはどういうことなのか?
聞きなれた言葉でありながら、実際どうすればいいのか、あまり考えたことがないのではないでしょうか?
ではここから、「自分を大切にする生き方の心得」を解説していきます。
是非この機会に、自分を大切にするということを改めて意識してみてください。
本当の自分を知ること
本当の自分を知るとは・・・
- 自分がどういう人間なのかを分かっていること
- 自分が本当にやりたいことや進みたい方向が明確であること
- 自分の本心、本音を知っていること
「自分の本心を自分が知らない」とか、言葉にしてみるとおかしな現象なんですが、実際によくあることです。
というよりも、自分の本心が見えてない人のほうが多いのではないかと思います。
なぜそんなことが起こるのか?
思い込みや価値観が邪魔をするからです。
私たち日本人は、周りの人との「和」を大切にしています。
ただ、「和」を重んじるあまり、自分の心よりも周りとの調和を優先することを良しとする価値観が根強く存在しています。
自分の思いを押し殺してでも周りに合わせようとする・・・
恐らくほとんどの日本人がそういう「自分の心を犠牲にする」経験をしたことがあるはずです。
でも、そうしなければいけないルールも法律も、実はどこにもありません。
つまり、ただの思い込みです。
協調性や連帯感としては素晴らしい部分がたくさんありますが、反面、同調圧力などの厄介なデメリットもたくさんあります。
みんながやってるから自分もやらなきゃいけない。
そんな周りからの圧を受けて、または周りからの圧があるだろうという思い込みによって、ほぼ無意識に自分の心を犠牲にしてしまう。
そうしてるうちに、和を乱さないことこそが自分の本心であると錯覚するようになり、自分の本心に蓋をしてしまうことになります。
「~しなきゃいけないこと」⇒「やるしかないこと」⇒「今すぐしたいこと」
だと思い込ませてしまっているのです。
これだけに限らず、私たちはたくさんの「~しなきゃ」を抱えています。
その全てが「今すぐしたいこと」だとしたら、心の底から「したいこと」をやってるヒマなんてなくなってしまいます。
「~しなきゃ」と思ってる時点で思い込みであり、本当にやりたいことではありません。
まず自分の本心はいったいどこにあるのかを、しっかりと自分に問い直してみましょう。
すべての「~しなきゃ」を完全無視していいとしたら、本当は何がしたいですか?
本心に気付いたからと言って、すぐその通りに行動する勇気は持てないかもしれません。
でもまず、自分にはどういう思い込みや価値観があって、本心はどういうものなのか、それが見えてきた時、本当の自分が見えてきます。
自分の全てを受け入れること
自分の全てを受け入れるとは・・・
- 自己肯定できる
- 自分を許せている
- 自分を好きでいられる
- 自信を持つ
ということです。
当たり前ですが、自分のことが嫌いだったら、大切にできるわけがありません。
しかし、日本人は世界的に見ても自己肯定感が低いと言われています。
その要因は恐らく、謙虚さを美徳とする価値観があるからではないでしょうか?
謙虚でいなければと思ううちに、知らず知らずに自己否定していることが少なくないように感じます。
「私なんてまだまだ・・・」と繰り返し言ってるうちに、本気でそう思い込んでたりしませんか?
自分の発した言葉は、誰に対してよりもまず自分自身に届きます。
謙虚さとは、心にしっかりと自信を持ちながらも「まだまだ・・・」と、表に出さないからこそ美しいのです。
心の中や、1人きりの時などは思い上がるくらいでちょうどいいんです。
まずは自分をしっかりと認めてしまいましょう。
条件をつけないこと
- 仕事を成功させた
- お金をたくさん稼いだ
など、特定の成果を達成しない限り認められないなど、自分の中に条件をつけたり根拠を求めたたりしてしまうと、自己肯定できなくなります。
また、自分以外の他人のことも成果で測ろうとしてしまいがちなので気を付ける必要があります。
一時的に物事がうまくいってるかどうかということは、ただの行動の結果です。
それによって人の価値が測れるものではありません。。
確かに、ビジネスならば、どうしても成果が必要な時もあるでしょう。
でも、生きるということは仕事ではないのです。
「生きる」ということに何の成果がいるのでしょうか?
あるがままの自分を肯定することが自己肯定感です。
むしろ、成果が達成できなかった時に、自分とどう向き合うのかが大切です。
成果にうるさいパワハラ上司のような接し方で自分を責めるのは辞めてあげてください。
短所を消さないこと
- 臆病=慎重
- 鈍感=大胆
というように、短所とは場面が変われば長所になります。
自分の短所に気付いているのなら、それと同じ数だけの長所を持っているということ。
短所を切り捨てるということは、長所も切り捨てるということです。
全部まとめて自分です。
短所に意識が向いたら、ダメなヤツだなじゃなく、よく頑張ってるなと褒めてあげてください。
自分へのダメ出しは卒業しましょう。
自信とは、ただ自分を信じることです。
自分に集中すること
自分に集中するとは・・・
- 自分軸で生きる
- 自分の人生を生きる
- 自分を優先する
- 自分のために生きる
ということです。
他人のことが気になっていると、自分のことがよく見えなくなります。
そうしているうちに本当の自分を見失ってしまうことになります。
「友達や周りの人にどう思われるだろうか?」
そんなことが気になって、行動を起こせなかった経験が私にもあります。
実際に否定的なことを言われて、辞めてしまったこともあります。
誰かに認めてもらわないと不安だと感じるのは、自分が自分を認められていないからです。
いくら他人の意見を集めても、自分が認めていないので、不安が消えることはありません。
「あんなこと言われたからできなくなったじゃないか!」
いくら相手を責めてみても、その責任は自分一人で背負うことになります。
他人の意見は確かに参考になることはありますが、自分の人生の正解は自分の中にしかないのです。
どうしても気になってしまうなら、時には耳をふさいででも、自分に集中したほうがいいでしょう。
自分のために生きること
「誰かのため」というのは他人軸です。
その人のためになっているかどうか、決めるのは相手なので、どこまでいっても真実は分かりません。
自分の時間や労力は、自分のコントロールできること、つまり自分のことに使いましょう。
「誰かのため」という思いは、とても美しいものだと思います。
ただ、自分のことを後回しにして、誰かのためになれるものなのでしょうか?
むしろ、自分のことをしっかりできた時こそ、本当の意味で人に力を貸せる余裕も生まれると思います。
そうなれた時こそ、逆にその人のほうから助けを求めてくるかもしれません。
本当に必要な時のために、しっかりと力をつけておくことも大切でしょう。
自己犠牲しないこと
「大切な人のためなら、犠牲になるのは当然!」
そんなルールはありませんが、そういう必要に迫られる場面は確かにあります。
特に家族間には、保護責任という立場もありますので、どこかで誰かが何かを諦めなければならないことは現実問題として起こり得ます。
時には、犠牲になることを強要されることもあるでしょう。
それでも、親だから、子だから、犠牲になって「当然」ではありません。
自分は本当はどうしたいのか、そのためにできる方法は何かないのか?
最終的にどういう形になるにしても、話し合うべき相手とはしっかりと話し合った上で、最後は自分の意思で納得できる決断を目指しましょう。
自分を犠牲にすることと相手を優先することは、決して同じではありません。
いつの日か「~してあげたのに!」という思いを抱くことこそ不幸です。
他者比較しないこと
他人の頑張りと比べてしまって落ち込んでしまう。
今はSNSもあるので、他人がどうしているのか?の一側面は常に目に入ってきます。
気になってしまうから、他人と自分を比べてしまうなんてことも起こります。
他人と自分を正確に測れる物差しは存在しません。
メモリや単位自体が違うものを持ち出して、何が測れるでしょうか?
勝ってると思う優越感も、負けてると思う劣等感も、どちらに辿り着いたとしてもただの思い込みであり、事実ではありません。
むしろ、誰かができてるのだとしたら、それは自分にもできるという証明をしてくれているくらいに思えばいいのです。
他人がどうしてるかではなく、自分がどうしたいかに集中しましょう。
周りにどう思われるかではなく、自分がどう思うのかを大切にしましょう。
他人のことを考えている時間は、他人の人生を生きようとしている時間です。
私たちは自分の人生しか生きられないのです。
早く自分の人生に戻りましょう!
人に優しく自分にも優しく
自分に優しくできていますか?
- 自分をねぎらう
- 大切な人にやってあげたいと思うことを、同じように自分にもできる。
この感覚が理解できる方は、かなりの幸せ思考だと思います。
自分に厳しく他人に優しい。
これもまた日本人の美徳の1つでしょう。
他人に優しいのはもちろん素晴らしい事ですが、それと同じくらい、まず自分に優しくしましょう。
自分のことがちゃんとできてない状態で、誰かに何かをしてあげようとすることは、実はかなり無理があります。
お金を持ってなければ、貸すこともできません。
自分がつまらない気持ちで、人だけ楽しませることはできないでしょう。
でも、お金を借りてきたら貸すこともできるようになりますし、自分のつまらない気持ちを押し殺せば、どうにか周りの人を楽しませることもできるかもしれません。
こうやってまた自分を犠牲にすれば、一時的には何かしてあげられますが、すぐに限界がきます。
お金を貸したいのなら、まず自分が稼ぎましょう。
人を楽しませたいのなら、まず自分が楽しい気持ちになりましょう。
本当の意味で、誰かに力を貸したいとか誰かの役に立ちたいと思うのであれば、まずそれと同じことを自分にもできることが大前提です。
仕事でミスして落ち込んでる友人がいたら、慰めたり励ましたりしたくなりますよね。
それなのに、自分がミスしたら責めてしまう・・・
「個人的な思いは捨てて、黙ってみんなに合わせて!」
自分の大切な人にこんな言葉をかけたい人はいないですよね?
でも自分にはこんな思いをさせている・・・
自分に厳しいつもりが、自分に冷たいところまでいってしまっていませんか?
自分に対して本当に優しくできた時、本当の意味で人にも優しくできるようになります。
なぜなら、本当の優しさがどういうものか、身をもって分かっているからです。
まとめ
以上、「自分を大切にする生き方の心得」を4つ解説しました。
日本人としての価値観や思い込みという言葉が何度も出てきましたよね。
これらの価値観や思い込みは、私たちが子供の頃から育ってきた環境の中で、周りの親や教師などの大人たちから教わってきたもの、つまり自分以外の他人から求められてきた「日本人としてのあるべき姿」です。
それはそれで、決して不要な物だとは思いませんが、その前にもっともっと大切なものがあるはずです。
日本人としてではなく、自分という一個人として、あなたはどう在りたいですか?
誰に求められたわけでもなく、誰かに遠慮することもなく、本当に自分で選んだ人生を歩き始めた時、自分の選択や決断、行動など、自分に起こるすべてのことをポジティブに受け入れられるようになっていくでしょう。
もちろん失敗する時もありますが、失敗とはこのやり方ではなかった…というフィードバックのこと。
自分で選んだ人生において、全てが必要な経験だと気付いた時、もうあなたの人生でうまくいっていないことは見つけられなくなるはずです。
自分の人生は自分で作るものです。
作り手が自由になってこそ、自由な人生が作れるのです。