「ポジティブ=良いこと」
「ネガティブ=悪いこと」
その考え方は危険です!
ポジティブシンキングの落とし穴
「ネガティブ思考をどうにかしたい…!」
と悩んでる人はたくさんいますが…
「ポジティブ思考をどうにかしたい!」
なんて人には会ったことがありません。
当たり前だろ!って思いました?
そのくらい、ポジティブは良いことだと思われてる…ということですよね。
もし・・・
「ポジティブは良いもの」
「ネガティブは悪いもの」
だと思っているとしたら、それは間違った思い込みです。
もちろん、物事の良い面に目を向けるということは、とても大切なことです。
例えば、何かがうまく行かなかった時に・・・
「失敗なんて気にしない!またやり直せばいいから!」
なんて思えば、前向きな気持ちになれたりします。
でも、何の検証も反省もしないで、ただ「気にしない!」って言い続けていたら、どうなると思いますか?
きっと、これからもずっと同じ失敗を重ねるはずです。
これって、気持ちだけはポジティブになれたかもしれませんが、起こる現実はずっとネガティブなままです。
なぜそうなるのか?
ネガティブな現実から、目を逸らしてしまってるからです。
これが、ポジティブシンキングの落とし穴です。
ネガティブな考えを、良くないものだと思ってしまうと、とにかく避けようとして見ないようにしてしまう。
そうすると、ポジティブなつもりがただの現実逃避になってしまって、問題解決能力を完全に奪ってしまう可能性があります。
本当のポジティブとは?
では、どうすればいいのか?
ネガティブなものと、ちゃんと向き合うことです。
人間には、不要なものは備わっていません。
ネガティブ思考も、必要だから備わっています。
これは、良くないことに意識を向けることで、想定できるリスクを見つけ出し、知らせてくれる…
自分を守るためのアラームみたいな力です。
事前に想定できる、リスクがあるなら…
しっかり向き合って、対策を考えること。
既に起こってしまったものは…
ちゃんと振り返って、至らなかった原因を見つめ直すこと。
言葉にすると、すごく単純なことなんですが…
ものすごくポジティブに見えるのに、実はネガティブから逃げ続けているだけ…
という人も意外といます。
ネガティブを避け続ける限り、気分を変えることはできても、現実を変えることはできません。
本当のポジティブとは、ネガティブなことの中から、ポジティブなものを見つけ出す力です。
自分はネガティブ思考だと悩んでいる人は、無理にポジティブになろうと頑張るんじゃなくて、そのネガティブなものを
どう活かすかを考えてみてください。
ポジティブもネガティブも、自分の性格とか気質というよりも、むしろ私たちに備わっている能力です。
その能力を、最大限活用しましょう!
