「カウンセリングを受けているけど、ただ話を聞いてもらってるばかりで、何も解決してない」
「コーチングを受けていて、話を聞いてもらえるのはいいけど、前に進んでいる感じがしない」
言い方は様々ですが、そのような相談を受けることがあります。
また、SNSなどを見ていても、似たような発信をよく目にします。
もちろん「良かった!」という意見も多数あるんですが…
「良くなかった」と感じる人にとって「思っているのと違った」という意見が、非常に多いように感じています。
NLP(神経言語プログラミング)の認定資格講座の中で、カウンセリング&コーチングの考え方ややり方をお伝えしている立場から、こうしたミスマッチを少しでも減らしたいと思い、この記事を書くことにしました。
自分が解決したいものは何なのか?
相談する目的が明確になっていないと、ミスマッチの元です。
なお、1対1の人間同士なので、話した感じの合う合わないはあるとは思いますし、残念ながら出会ったコーチやカウンセラーの知識や経験値の不足…ということもあるとは思います。
そういう個人差は話してみないと分からない部分がありますので、ここでは、そもそも相談相手を選ぶ段階から始まっているミスマッチに関して、実際によくある事例を上げながら解説します。
借金が返済できない!
- 返済できないとどうなるのか知りたい!
- 債務整理の仕方を知りたい!
- 自己破産や債務整理なんて絶対に嫌だ!
- 債務整理が終わっても自分を責めている…
借金の問題には、具体的で明確な解決方法があります。
それがどんなものか知りたい、その手続きを頼みたいという場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
その方法しかないと分かっても、自分はどうしてもそれを受け入れられない場合。
また、仕方なく受け入れたけど、自分を責める気持ちが止められない人は、借金が問題というよりも、借金をした自分を問題視しています。
そのため、弁護士や司法書士にいくら相談しても、何も解決しません。
むしろ、心理カウンセリングがお勧めです。
痩せたい!
- 痩せる方法を知りたい!
- そのサポートを受けたい!
- 痩せなきゃ!
- (糖尿病などの病気でもないのに)マンジャロを使ってでも痩せたい!
ダイエットなど、健康的に痩せる方法というものは明確に確立しています。
その方法を相談したい人、その方法のサポートを受けたい人は、パーソナルトレーナーなど、ダイエットの専門家へ相談しましょう。
痩せなきゃダメだ!というような強迫観念や、特に健康上の理由もないのに、リスクを冒してでも短期間でしっかり痩せたい!という人は、方法論の問題ではありません。
なぜそこまでして痩せたいと思うのか?という、見た目に対する過度のこだわり(ルッキズム)。
「太る=悪」のような極端な思考。
また、今の自分をどう思っているのか?という、自己認識(セルフイメージ)が、自己受容や自己承認、自己肯定感などすべてに影響している可能性が高いです。
場合によっては摂食障害などに発展する可能性もあるため、心理カウンセリングか、場合によっては医療機関の受診もお勧めします。
目標がある!達成したい!
- やりたいことがあるから背中を押してほしい!
- 前向きに進んでいきたい!
- 自分の考えを聞いてもらえる相談相手が欲しい!
- やりたいことは明確なのに、一歩が踏み出せない!
やりたいことが明確で、前進するために相談相手が欲しいというような場合は、コーチングがもっとも効果を発揮する分野だと思います。
一方、やりたいことが明確だけど、いざとなると一歩が踏み出さない場合は、カウンセリングの可能性があります。
こういう時にコーチングを受けてしまうと…
コーチと話していると前向きになって、次こそやってみようと思う!⇒いざとなるとやっぱりできない!⇒またコーチと話すと・・・
というループにはまってしまうことがあります。
一歩が踏み出せない理由を、単に自分の勇気が足りないとかそういう問題だと思っていると、こういうことが起こります。
やりたいことが明確にもかかわらず、行動が起こせないという場合、自分の中に何かしらのブレーキが働いています。
そのブレーキを外すのは、どちらかというとカウンセリングの領域です。
ただ、しっかりと勉強をしているコーチの場合は、こういう領域も扱えるので、そもそもループが起こりません。
起業したい!
- 起業するために必要なことや、手続き方法を知りたい!
- 手続きを頼みたい!
起業するために必要な考え方を知りたい!具体的に何から始めたらいいのか知りたい!
- 起業してみたいけど、自分には何ができるのか分からない!
- やりたいことが分からない!
個人事業は書類1枚提出すればすみますが、法人を設立するとなったら、必要な手続きがあります。そのことで相談したいなら、司法書士や行政書士へ。また自治体が無料相談などをやっている場合もあります。
やりたい事業をどう始めていけばいいのか?商品化やルートマップのような状態から相談したい場合は、起業塾や起業コンサルがお勧めですが、コーチの中にも起業を専門、または得意とする人もたくさんいると思います。
特にやりたい事業があるわけではないけど、起業はしてみたいという場合。
決してダメではないですが、本当に起業したいかどうかを確認する必要があるかもしれません。
周りの人がやっているから…とか、ただ今の会社が嫌だから…とかいう理由の場合、起業が逃げるためのゴールになってしまう可能性があります。
起業とはスタートラインに立つことです。
手段が目的化してしまうと、後から後悔することになるため、こういうことで迷いを感じる場合は、自分の心を整理するために心理カウンセリングがお勧めです。
人間関係を良くしたい!
- 相手とうまく接する方法を知りたい!
- 相手がこうなってくれたら!
- 相手を動かす方法を知りたい!
少しでも有効な人との関わり方、接し方のスキルやテクニックを知りたい場合は、コミュニケーションの専門家やそういった講座を受けることがお勧めです。
またNLPももちろんですが、心理学の中にも、有効なコミュニケーションテクニックが含まれていることがあります。
子供が勉強してくれたら!夫(妻)がこうなってくれたら!等、あの人がこうなってくれたら!というような、他人をどうにかしたいという悩み。
実際に私もかなり相談されるテーマではあるんですが…
そもそも絶対的に不可能なことを願っています。
他人を自分の意図するように変えることは、絶対にできません。
洗脳や強制などによって、それに近しい状態を作り出すことができることもありますが、そもそもその方法自体が大問題なので、ここでは取り上げません。
「相手を変えたいなら自分を変えるしかない!」なんて聞いたことあるかと思いますが、これは自分の態度が変わることによって、相手の受け止め方が変わり、相手の態度が変わることがあるということを意味しています。
決して意図してる方向へ導けるものではありません。
ただし、人間は互いに影響を与え合う生き物です。
自分の行動によって、相手に何かしらの影響を与えることならば可能です。
どうしても他人をどうにかしたい!という思いから抜け出せない時は、心理カウンセリングがお勧めです。
子供が不登校!
- 行けない原因の可能性や学校との連携などを知りたい!
- 行けなくなった場合の人生の選択肢を知りたい!
- 子供に対してどう接したらいいのかを知りたい!
- 自分のせいだ!
- 自分が恥だと感じる!
- 子供の甘えだ!
- 何がなんでも学校へ行かせるべき!
不登校は、もはや珍しいことではなくなってきていると思います。
そのため、学校との連携などの専門的な相談はもちろんですが、意外と身近なところにも経験者がいたりするので、子供への接し方で意識した方が良いことなどは、そういう人に相談することも有効だと思います。
また親が自分のせいだと自分を責めてしまう場合は、心理カウンセリングがお勧めです。
不登校は家の恥だ!とか、子供の甘えだ!何としても学校は行かねばならないというような思いを持っている場合、思考にかなりの偏りがあると感じます。こうした場合も、心理カウンセリングをお勧めします。
また、本人が望むのであれば、子供自身を専門家や心理カウンセラーと話させてみることも大切です。
部屋を片付けられない!
- 効率的な片付け方を知りたい!
- そもそも手が付けられない!
何となく物が捨てられないなどの場合や、効率的な片付け方を知りたい場合は、整理収納の専門家へ相談しましょう。いっそ、片付け代行などを頼んでみるのもありだと思います。
そもそも片付けた方がいいとは思いながらも、一切何も手が付けられない場合は、そうした専門家に頼んでも解決しない、または繰り返してしまうでしょう。
こういう場合は心理カウンセリングか、完全に無気力で、片付け以外にも何もできないなどの場合は医療機関の受診も考えてみる必要があります。
仕事がつらい!
- 転職してもいい!
- 他の可能性を知りたい!
- 辞めたいが言い出せない!
- 迷惑がかかる!
- 我慢が足りない!
転職してもいいと思えるのなら、キャリアコンサルタントや転職支援の専門家に相談してみることです。
例え今いる会社が大企業であっても、1つの会社内というのは決して大きな世界ではありません。
専門家と話すことで自分の可能性に気付いたり、視野が広がる可能性があります。
仕事がつらくて、辞めたいのに言い出せない!自分が辞めたら迷惑がかかる!というような場合は、自分より周りの人からの目が気になっています。
他人軸が優先になっているので、自分軸を見つける必要があります。
また、自分は我慢が足りない!など、自分を責めてしまう場合は、自己認識(セルフイメージ)や、自己肯定感の低さが影響している可能性があります。
どちらの場合も、心理カウンセリングがお勧めです。
自分の考え方のクセに気付くことで、今までつらいと思っていたことが、そうでもないように感じられる可能性もあります。
自分は何を解決したいのか?
以上、いくつかの事例を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
これが悩みだ!と思っていても…
- その起こっている出来事に対処するための、具体的な手段や方法を知りたいのか?
- それとも、その方法をどうしても受け入れられないとか、その出来事を思い悩んでいる自分の状態をどうにかしたいのか?
何を解決したいいのかによって、相談相手は違ってきます。
とはいえ、悩んでいるということは視野が狭くなっているということでもあります。
相談する側が、冷静にそこまで自分を分析できるのかと言えば、なかなか難しいと思います。
だからこそ、相談を受けるプロの側は、自分はどういった相談に対処できるのかを明確に伝えておく必要があるのは当然のことですが、かといって想定しうる全てのものをホームページなどで伝えきれるものでもありません。
そこで重要なのは、事前に問い合わせをするなりして、どういうことに対処してもらえるのか?そこから相談をしてみることです。
そこまでであれば、おそらく無料で対応してもらえるところがほとんどだと思います。
また、弁護士でも心理系のサービスでも、初回のみ無料や格安での相談ができる場合があります。
今すぐ相談したい場合でも、そういうものを利用してみるほうが、結果的にコストだけでなく時間も短縮できる可能性があります。
冒頭でお伝えした、個人の能力値のような部分も、これによってある程度は確認ができると思います。
また、ここでは具体的な専門家への相談に対して、「心理カウンセリングへ」という言葉で括っていますが、カウンセリングを受けるばかりではなく、カウンセリングやコーチング自体を学んでみるということもお勧めします。
私がNLPの講座をやっているのでNLPを推したいということではなくて、広告などでよく見かける安価な通信講座などの資格を取ってみるとかでもいいと思います。
カウンセリングやコーチングとはどういうもので、何が行われているのかが分かれば、ミスマッチはほぼゼロにできる可能性がありますし、そもそもここで書かれているようなことでは、悩まなくなる可能性もあると思います。
もしも…
- この記事を読んで、自分は間違ってた!と、自分を責めたくなる方。
- ミスマッチになるのは、自分が悪い?専門家が悪い?と、どっちが悪いかがまず気になってしまう方。
こういった方には、特にお勧めします。
なぜ悩むのか?

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「なぜ悩むのか?」自分の心の仕組みを知りたい方へ。
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