謙虚さや理想の高さが、私たちの自己肯定感を下げている!
前編の記事では、自己否定に繋がる謙虚さの罠について解説しました。

今回は、その問題を解決するためのヒントを、武士道の教えを通じてお伝えします
葉隠に学ぶ「大高慢」の心理
そもそも謙虚さとは、確固たる自信が前提にあって、それを敢えて出さないからこそ美しいんです。
自信のない私たちが、自分なんてまだまだ!なんて言い続けたら、それはそのまま、自己否定につながります。
そこまでは前回の記事でお伝えししました。
ではその自信を身に付けるには、どうしたらいいのか?
武士道のバイブルとも言われる「葉隠」という書物に、こんな言葉があります。
全て修行は大高慢に。
自分以上の者はいないのだと思いあがるほどでなければ、役には立たない。
自分は一人でお家を守るぞとかからなければ、修行してもものにならないだろう。
葉隠
こんな言葉です。
多くの人が武士と言えば謙虚というイメージがあるかと思いますが、一人で修行に取り組む時は、大高慢に、自分が一番だと思い上がるほどの自信が大切だと言っています。
そうです。
修行とは一人でやるもの。
謙虚さとか謙遜とかいうのは、あくまでも人に対する時に必要なものです。
一人きりの時まで、謙虚に謙遜する必要はないんです。
根拠は不要!思い上がれ!
もし皆さんが、自己肯定感が低い、自信なんて持てないと思っているのであれば、謙遜している場合じゃないってことです。
まずはちょっとくらい思い上がって、自分を信じてみることから始めてみませんか?
自分イケてる!
自分できる!
特に根拠なんてないけど、できないわけがない!
そんな風に思ってみることです。
自分には実績がないとか、できてることが見つからないとか、そういう話じゃないんです。
自分ならきっとできる、そう思い込むことです。
どうしても根拠が必要だと思うなら、自分の中の可能性を根拠にしてしまえばいいんです。
可能性だけなら無限大です。
どうしても誰かと比較してしまう人は、あの人はできてるけど自分にはできない!じゃなくて…
あの人ができてるってことは、自分にもできるってことを証明してくれてる!
ということに気付いてください。
そんな風に考えてみると、今まで見えなかった世界が見えて来るはずです。