落ち込んでいる時に…
「元気を出そう!」とか「前向きになろう!」なんて言い聞かせても、難しいですよね。
では、ポーズだけでいいので、胸を張って顔を上げてみたら、どうなりますか?
もし少しでも気持ちが軽くなったら、それがあなたの中にある「心と体のプログラム」です。
心と体のプログラム
心と体はつながっています。
背筋を伸ばして姿勢を正すと、気持ちが引き締まる。
そんな経験、誰もがありますよね?
これは私たちの中にあるプログラムみたいなものです。
アスリートのルーティンは、練習通りの集中してリラックスした精神状態を、いつでも再現できるようにプログラムしています。
私たちも同じです。
空を見上げてガッツポーズしながら、どっぷり落ち込むとかできないはずです。
ガッツポーズには、前向きとかやる気みたいな心理状態がプログラムされているからです。
この力を有効に使いましょう!
今日からできること
あなたが夢や目標を実現できたとしたら・・・
- その時あなたは、どんな姿で、どんな行動をしているでしょうか?
- またその時のあなたは、何を信じて、どんな価値観を持っているでしょうか?
もし、お手本となるような理想の人がいるなら、その人のことを思い浮かべてください。
ただの想像で構いません。
その時・・・
- 何が見えますか?
- 何が聞こえますか?
- 何を感じますか?
できる限りリアルに、思い浮かべてみてください。
それができたら・・・
今日からその通りに振る舞ってみましょう!
変化を嫌うあなたの無意識が、既に夢や目標を達成したことがあるとプログラムされていくので、抵抗することなく、目標に近づいていくことができるようになります。
心と体は互いに影響し合っています。
両方からアプローチできると、目標を目指したい時でも、落ち込んだ心を前に向けたいような時でも、思う方向へ自分を導くことができるようになります。
NLP心理学と武士道【礼】
さて、実は今日の話は、NLPという心理学の「アンカリング」と「モデリング」というスキルを簡単に説明したものなんですが…
実は武士道の【礼】の教えとも深くつながっています。
【礼】とは「礼儀作法」のことでもあるんですが、その本質は…
- 相手を思いやる心を所作で表すこと
例えば、日本人の特徴的なお辞儀などは、相手に対するリスペクトを表していますよね。
敬語もそうですが、日本人は相手や状況によって振る舞いを変えることで、思いを表しています。
たとえ心からは尊敬してない相手でも、まずは形だけでも調えることを大切にしています。
実はこの形から入ることが非常に重要で、武士道では思いを育てるためには、徹底して所作を繰り返し身に付けることだと考えられていました。
「心は所作に表れる。そしてその所作によって、心が育っていく」
ということです。
心理学など存在しなかった時代から、私たちは心を育てる有効な方法を知っていたんですね。
※こちらでも解説しています。

武士道×心理学

自分軸を創る!7つのマインドセット
武士道の7つの教えをフレームワークとして活用し、自分の「あり方」を整えます。
