【人間関係の極意】他人との関係より自分との関係

「人に優しく、自分に厳しく」という時代は終わりました。

これからは・・・

「人に優しく、自分にも優しく」してください!

目次

他人を許せない本当の理由

心理学には「知覚は投影」という考え方があります。

これは…

自分の心の状態や意識しているものを、無意識に目の前の人や出来事に映し出してしまう

という考え方です。

例えば、待ち合わせに遅刻してくる人にイライラしたりするのは、自分の中では時間に遅れてはいけないと思っているからです。

思ったことをハッキリ言う人に嫌な感じがするのは、思ったことをハッキリ言うのはどうかと思っているからです。

こういうことが、私たちの日常ではよく起こっています。

完璧主義の人は、周りの人にも完璧を求めがちです。

では、人を信用できず、疑ってしまう人ってどんな人だと思いますか?

それは・・・

自分を信用できない人、つまり自信がない人です。

実は、他人との人間関係がうまく行かない人は、自分との関係がうまくいっていません。

自分はダメなヤツだとか、自分には能力がないとか、自分の欠点を見つけて自分を責めてばかりいると・・・

同じように、他人の欠点を探して、イライラしたり、ガッカリしたりすることになります。

実は私たちは、自分にだけ厳しくして他人には優しくする…なんてことはできないんです。

自分の持ってないものは、誰にもあげることができないのと同じことです。

それでも無理にやろうとすると、自己犠牲になったりします。

人に優しくしたいなら

もし、あなたが本当の意味で、人に優しくしようと思うなら・・・

まず、自分にも優しくすること。

優しさとはどういうことなのか?

自分が知らなければ、人に与えられるわけがありません。

  • 人を元気づけたいなら、自分を元気づけられる人に。
  • 人を慰めたいなら、自分を慰められる人に。

大切な人に「やってあげたい!」と思うことを、まず自分にもできる人になりましょう。

他人と仲良くしたいなら、自分と仲良くすることです。

そのために最も大切なことは「ありのままの自分を受け入れる」こと。

自分を許せない思いは、誰かを許したくない思いにつながっていきます。

今の自分を受入れる力が、周りの人を受入れる力になります。

武士道【仁】の教え

実はこの話は、武士道の【仁】の教えをテーマにしています。

【仁】とは…

  • 思いやり
  • 寛容さ
  • 優しさ

を意味しています。

これは・・・

武士のように力のある人たちが、自分より弱い人たちを守ろうとする教え

でもありました。

では、現代の私たちにとって弱い人って誰でしょうか?

もしあなたが、自分の弱さに気付いているなら…

あなたの持つ思いやりや寛容さは、まずあなたに向けてください。

自分で自分を満たすことができれば、そこから溢れ出た優しさが、周りの人たちに自然と注がれていくようになります。

「人に優しく、自分にも優しく」

これが、本当の優しさを知る方法です。

※こちらでも解説しています。

武士道×心理学

自分軸を創る!7つのマインドセット

武士道の7つの教えをフレームワークとして活用し、自分の「あり方」を整えます。


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著者:平野尚紀
ココロエ 代表
正しく、強く、人に譲り、迷惑をかけず…
日本人はただ生きているだけで、常に頑張り続けています。
しかし、その頑張りに気付くことなく、むしろ自己否定ばかりしている人が圧倒的に多いのはなぜなのか…
自己肯定も自信も、自由や幸福も、全てが既に自分の中にあるということに気付いてほしい。
そんな思いを持って、人生や自分自身と向き合おうとする皆さんと向き合っています。
NLP(神経言語プログラミング)や認知行動療法などの心理学とともに、武士道の7つの徳目(義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義)に基づいたオリジナルの心理スキルを活用するなど、日本人独特の心理にも向き合っていることが私たちの強みです。

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